VJに入門した
今更ながら VJ に入門しました。
ブィジェー多分わかってきた https://t.co/tndDjZSfJw">pic.twitter.com/tndDjZSfJw
— Shuta (@did0es) https://twitter.com/did0es/status/1389143569672273925?ref_src=twsrc^tfw">May 3, 2021
動機
前々から気にはなっていた VJ ですが、敷居が高いというかやるなら時間をかけてじっくりやりたいと思っていたので、ちょうどいい感じにまとまった時間が取れる GW 中にはじめました(とは言ってももう GW 終わりそうですが)。
他の動機として、ちょっと作ってみたい Figma 向けの VJ プラグインを思いついたので、その調査と要件定義も兼ねて VJ ソフトを触ってみたいと思ったのもあります。VJ 入門は VJ ソフトを作るのが一般的(???)みたいなのでやっていきます。これはまた完成したときに別記事で詳しく書くはず
使っているもの
- VDMX5
- 適当にインターネットサーフィンで得た動画素材
- Beeple など
- mac のデフォルトマイク
- 外部音声出力した音声を取り込んでいる
VDMX 自体はド定番だと思います、みんなが通る道なので歩きやすい。
基本的な使い方とかは YouTube で解説している人(たいてい海外の人なので情報量たっぷりマシンガントークの英語)の動画を見様見真似でやってます。若干 UI とかは変わってても、やってること理解するように心がけるとサクッと出来ました。過去に DTM もちょっと真面目にやってたので、LFO あたりの音声を扱う部分は結構勘でもどうにかなりました。
VJ 入門で1番敷居になったというか困ったのが動画素材でした。色々と調べまわった結果、入門には Beeple の動画を使う感じになりました。CC ライセンスなので、割と使い勝手が良さそうです。ちなみに Beeple の音源 zip ファイルを解凍するとき、macOS Catalina 10.15.7 だと Finder では何故か失敗して unzip だとうまく出来ました。なにかの参考にどうぞ。
やったこと
冒頭のツイートにある 20 秒程度の動画では以下のことを試しました。
- レイヤーの加算
- crossfade
- crossfade で切り替わるときの FX 適用
- その他動画への FX 適用
レイヤーの加算
はじめは 3 つレイヤーを作って加算していましたが、途中で crossfade やりたいな〜と思ったので 2 つに減らしました。
以下のようにレイヤーごとにプレビューや FX 適用のパネルを作っています。
ここらへんの動画を参考にしました。
opacity を入力音声に紐付けると 0 ~ 1 の範囲で加算される感じです。
crossfade・切り替わるときに FX 適用
opacity を変える方針だと、画面がかなり眩しいのと動画がごちゃごちゃしてあまり良くなかったので crossfade に切り替えました。
この記事を参考に crossfade と切り替え FX を作成しました。
以下のように LFO の波形をいじって、切り替わる瞬間に画面が揺れるようなエフェクトを作っています。
細かい部分ですが、入れるだけでかなりダイナミックな感じになって良いです。
他に入力音声の周波数の低音成分の変化をトリガーに、動画を10秒ずつ前後させる automation も付与させてドロップでの動きを増やしつつ、何度も同じ画面が映らないようにしています。
動画への FX 適用
Beeple の素材そのままで使うのも面白くないので、色々と FX を試してみて良さそうなものを使いました。
VDMX では個人的に Mirror が気に入っています。中央を縦向きに分割して鏡写しにするような FX です。また Blur 系は始めの方よく使っていたんですが、 輝度を変えるとかなりぼやけてしまって良くなかったので opacity で調整するようにしています。他に Hue や RGB 値をいじって 動画の色味を近づけてみたりもしました。
今後
VDMX は今の所 VJ 入門用として無償版を使っているんですが、有償版にアップグレードしてしまってもいいかなと感じました。やっぱり保存出来ないのつらいです...。こういうソフトでちまちま GUI いじるのが好きなのでより深めていきたいです。有償版に上げたら MIDI 入力デバイスで動画を変化させてみたり、自作のシェーダーを FX に適用したりあれこれやってみようと思っています。
また動機で少し触れたように Figma 向けの VJ プラグインの方も実装着手していきたいと思います。まだ着地点が見えないのでどうなるか自分でもわかりませんが、実用的なプラグインになるように VJ の知見を集めつつ進めていきます。