無邪気なエンジニアリングができなくなってきた
目次
タイトルの通り。好きでやっているエンジニアがだんだん好きではなくなってきたような気がして、改めて何が起きているのか、思考はまとまらないから箇条書きする。
無邪気なエンジニアリングとは
- コードを読む、書くのIOがとにかくたくさん
- 気になったOSSやサービスはすぐさわる
- 記事や登壇で書く以外のアウトプットもたくさん
無邪気なエンジニアリングをして、これになりたかった
- インターネットで一発当てる
- 著名なOSSのコミッター
- カンファレンスのプロポーザルをたくさん通す
- 本をたくさん書いている
- たくさん質の良い記事を書いて凄い PV 数
なりたかったのその行く末
- 生活を全てエンジニアリングに捧げようとする
- 無理
- あらゆる技術イベントに顔をだそうとする
- 私生活や仕事でしばしば予定がつかずキャンセル
- 帰りが遅くなるのが良くないので、家から近いイベント以外いかなくなった
- (規模の比較的おおきい)コミュニティを主催する
- スポンサー探しで苦労
- この活動は成果として評価されるのかがちらついて稼働できない
- (業務時間でOSS活動できるように)目標設定をひたすらする
- まあ成果に結びつかない
- 目標設定ハックみたいなことをやりだす
エンジニアはとにかくコードを読んで書いていればよいか
- 違う
- 初学者・学生時代は技術力が高い = コードの読み書き量に比例する思っていた
- 会社が評価できなければ意味ない
- いくら素晴らしいコードを書いても、いくらOSSに貢献しても、どう会社が利益を上げられるかに繋げられないと無意味
- 逆に、会社が評価できそうなことだけやりはじめる
- きれいに書かない、docsを読まない、生成AIに頼って挙動だけテストする
- とにかくリリースして安定した稼働(安定した稼働ってなんだ、結局障害起こすじゃん)ができていればいい
結局何にげんなりしている
- ライフステージが進むにつれてエンジニアリングする時間はほぼ確実に削られていく
- OSSにコミット、外部勉強会に参加、コミュニティを運営…
- 全てまとまった時間が必要
- 若くして活躍している人間が周りに多いと、周りに比べてライフステージが進むにつれて全部が焦りに感じられる
- 本来喜ばしいことが、エンジニアとしてはデメリットしかないんじゃないかと思われる方向に働く
- OSSにコミット、外部勉強会に参加、コミュニティを運営…
- 技術者コミュニティの将来性
- コロナ以降集客がかなり悪い
- スポンサーはどんどん離れていき、会場の調達が難航
- 自身の評価に繋がらない
- むしろ、コミュニティ活動をしている = 本業をおろそかにしていると思われる
- 評価面談や査定などで間違ってもコミュニティ主催だと言えなくなった
- コロナ以降集客がかなり悪い
- 仕事への熱量の低下
- 以下、全部自分がなりたくなかったのに、現状なっているといわざるを得ないもの
- docs ちゃんと読まない
- 〇〇と似ていると言いながら適当に使う
- GitHubのissuesやprをさらっていないのに、〇〇できないじゃんとか言い始める
- ましてやOSSタダ乗り野郎の癖に
- 抽象化の意図もわからず過度にやる
- メンテナビリティを考慮しました!といえばそれっぽいし評価もつくだろうがあなたがいなくなればそれは負債
- docs ちゃんと読まない
- レビューも、テスト通っていて、過度にヘんなことしてなければ全部承認
- 昔はもっと質にこだわれていた
- Tips とか IMO とかコメントしまくっていた
- 昔はもっと質にこだわれていた
- 以下、全部自分がなりたくなかったのに、現状なっているといわざるを得ないもの
おわりに
近況報告するつもりが、げんなりした内容になっていて申し訳ない。またエンジニアリングが好きに戻れるように、休み休み1個ずつ向き合おうと思っている。